Windows Insider Program でWSL 2 が利用できるようになりましたので試してみました。

既存のWSL 環境をWSL 2 に変換しました。
WSL 2 ではHyper-V を利用するようになったようですね。

1. Windows Insider Program へ登録

https://insider.windows.com/ja-jp/
上記のURL からWindows Insider Program に参加登録します。

2. Windows Update を実行

Windows Update を実行すると以下の状態になりました。

エディション: Windows 10 Pro Insider Preview
バージョン: 1903
OSビルド: 18917.1000

3. VirtualMachinePlatform の有効化

Windows PowerShell(管理者)モードから設定します。

PS C:\WINDOWS\system32> Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform


Path :
Online : True
RestartNeeded : False

リスタート要否が表示されます。

4. 既存のWSL 1 をWSL 2 に変換

Windows PowerShell (管理者)モードで以下を実行します。

4.1 変換対象を確認

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --list --quiet
Ubuntu-18.04

4.2 WSL 1 から WSL 2 へ変換

PS C:\WINDOWS\system32> wsl --set-version Ubuntu-18.04 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
変換が完了しました。

4.3 変換後の状態を確認

PS C:\WINDOWS\system32> wsl -l -v
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-18.04 Running 2

5. WSL 2 のIP アドレスを確認

WSL 2 上でifconfigip a 等でIP アドレスを確認します。
私はConEmu のドロップダウンターミナルからWSL を利用しています。

192.168.151.26

6. 既存のアクセス用URL の設定を更新

  • Chinachu
    http://192.168.151.26:20772/
    ブラウザのショートカットやKodi アドオンの設定を更新します。
  • Hexo
    Hexo のコマンドを実行するためにWSL へアクセスしますが、
    アクセス方法はそのままでした。
    hexo sのプレビューURLは以下になりました。
    http://192.168.151.26:4000/

7. ポートフォワードの設定

Hyper-V 下になったので別マシンからアクセスする場合にポートフォーワードが必要になったようです。

PS C:\WINDOWS\system32> netsh interface portproxy add v4tov4 listenport=20772 listenaddr=0.0.0.0 connectport=20772 connectaddress=192.168.151.26
PS C:\WINDOWS\system32> netsh interface portproxy show all

ipv4 をリッスンする: ipv4 に接続する:

Address Port Address Port
--------------- ---------- --------------- ----------
0.0.0.0 20772 192.168.151.26 20772

8. 気づき事項