Antergos に乗り換えてみました
https://antergos.com/
http://ktkr3d.github.io/antergos/
AntergosはArch Linux系ディストリビューションです。
今回、普段使いのデスクトップ環境をUbuntuからAntergosに移行してみました。
Antergos(≒Arch Linux)は初期設定さえしてしまえばとても使い勝手のよいディストリビューションと思います。
Antergos(Arch Linux)の良いところ
- 公式リポジトリやAUR(Arch User Repository)のパッケージが充実している。
パッケージ個別のリポジトリを追加しなくてもほとんど揃ってしまいそう。
誰が管理してくれているんだろう。 - パッケージのバージョンが新しいものが多い。
GNOME3の最新のパッケージを導入できる。
プロプライエタリな最新のディスプレイドライバも難なく導入できた。 - ローリングリリースなので環境が一つで済む。
今までは複数世代の環境をパーティションを分けて維持してきました。移行も面倒でした。 - パッケージマネージャpamac がシンプルでわかりやすくて使いやすい。
-git
パッケージも自動でビルドしてくれる。
自分でビルドしなくてよいのは少し残念な気もします。 - ArchWikiのナレッジが豊富。
誰が保守してくれているんだろう。
移行して気づいたこと
- 日本語で利用するには少し設定が必要です。
これは設定してしまえば解決しそうです。 - サービス系パッケージは有効化が必要
Ubutu/Debian と違ってサービス系パッケージをインストールしてもそのままでは有効にならない場合が多いので、忘れずに有効化(sudo systemctl enable
)と開始(sudo systemctl start
)をしてあげる。 - ユーザアカウントはusersグループに所属しています。
日本語環境向けの設定
文字フォントの設定
インストール直後は日本語がうまく表示されないのでフォントを追加します。
- noto-fonts-cjk
日中韓のsans-serif体/serif体フォントが入っています。 - otf-source-han-code-jp
端末やエディタで使いやすい固定幅フォントが入っています。
かな漢字変換の設定
- fcitx-mozc
- fcitx-configtool
- 設定
~/.xprofile export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx
ディスプレイマネージャの設定
デフォルトのLightDMのwebkit-greeterのテーマは日本語が考慮されていないので、LightDMの言語をenに変えるか、時刻の文字のサイズを変更しないといけません。特にこだわりがなければGDMに乗り換えてしまってよいと思います。
- gdm
- 切り替え
$ sudo systemctl disable lightdm && sudo systemctl enable gdm
ホームディレクトリ下のディレクトリの英語化
英語名の方が端末で使いやすいので変更します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update |
時刻の設定
日付と時刻の設定(gnome-control-center datetime
)で自動タイムゾーン設定をオンにします。
GTKテーマ、GNOME Shellテーマ、アイコンの設定
日本語に関してではないですが、gnome-tweak-tool
でカスタマイズします。Numixも悪くないです。
- アイコン
https://www.gnome-look.org/p/1178976/ - GTK3/GTK2/GNOME Shell テーマ
arc-gtk-theme
パッケージ
https://github.com/horst3180/arc-theme - 壁紙
http://charlie-henson.deviantart.com/art/Arc-Dark-Elemental-4K-Material-Wallpaper-039-624875950
Comment