UEFI & MBR Boot Ubuntu USB Memory
タブレット端末向けに、Ubuntu を起動するためのUSB メモリ環境を作成しました。
その2(GRUB2 編)です。
以下の環境で作業します。
環境 | 状態 |
---|---|
作業PC/HDD | 作業PC を内蔵HDD から起動 |
作業PC/USB | 作業PC を外付USB から起動 |
タブレット/SSD | タブレットを内蔵SSD から起動 |
タブレット/USB | タブレットを外付USB から起動 |
[作業PC/HDD] パーティションの作成
GPrted を使って64GB のUSB メモリに3つの基本パーティションを作成します。
Partition | FS Type | Size | Label |
---|---|---|---|
/dev/sdb1 | fat32 | 384MB | efi |
/dev/sdb2 | ext4 | 52GB | patriot |
/dev/sdb3 | swap | 5GB | - |
[作業PC/HDD] Ubuntu のインストーラの設定
ISO で配布されているUbuntu のインストーラをGRUB から起動するように設定します。
ubuntu-gnome-15.04-desktop-amd64.iso を第1HDDの第3パーティション(hd0,3)の/boot/iso/ ディレクトリに配置しておきます。
menuentry 'ISO Ubuntu GNOME 15.04' { |
$ sudo update-grub |
[作業PC/HDD] Ubuntu のインストール
GRUB からUbuntu のインストーラISO Ubuntu GNOME 15.04
を選択して、/dev/sdb2 にインストールします。
- サードパーティのソフトウェアをインストール
- ブートローダは/dev/sdb にインストール
[作業PC/HDD] /dev/sdb1 にEFI ブートローダをインストール
$ sudo apt-get install grub-efi-amd64-bin |
configfile (hd0,msdos2)/boot/grub/grub.cfg |
$ sudo umount efi |
[作業PC/USB] GRUB 設定の更新
USB から起動してGRUB の設定を更新します。
$ sudo chmod -x /etc/grub.d/30_os-probe |
[作業PC/USB] カーネルのダウングレード
Ubuntu GNOME 15.04 x86_64 (カーネル3.19)をインストールしましたが、利用するタブレットのWi-Fi はカーネル3.19 環境においてフリーズを誘発します。
https://bugs.archlinux.org/task/44269
そこでカーネルを3.18 にダウングレードすることにしました。
http://kernel.ubuntu.com/~kernel-ppa/mainline/
USB から起動して、カーネル3.18.17 のDEB パッケージをインストールします。
$ mkdir kernel-3.18.17 |
[タブレット/SSD] タブレットでセキュアブートを解除
セキュアブートを解除した後、USB から起動します。
[タブレット/USB] タブレットでUbuntu を起動
USB デバイスからの起動を選択すると、GRUB の画面が表示されます。
デフォルトでは最新カーネルが選択されます。追加オプションからカーネル3.18.17 を選択して起動します。
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