OpenELEC 2.0 XBMC

http://openelec.tv/get-openelec
http://wiki.openelec.tv/index.php?title=Installation

OpenELEC (Open Embedded Linux Entertainment Center) はXBMC (旧名: XBox Media Center)の機能を持つ軽量なLinux ディストリビューションです。バージョン2.0 がリリースされたので、DLNA サーバのMediaTomb に繋げて試してみました。綺麗なテーマが多数用意されていて、動作は軽快でした。

OpenELEC をインストールするネットブックInspiron Duo はION ではないATOM 64bit プロセッサのPC なので、Intel x86_64 向けのアーカイブをダウンロードしました。「マニュアルインストール-マルチブート」の手順を参考にして、8GB のUSB メモリに2つのパーティションを作成し、Ubuntu 12.10 のGRUB ブートローダから起動するように設定しています。

OpenELEC 2.0 のインストールと設定

  1. USB メモリにパーティションを作成

デバイス
フォーマット
サイズ
ラベル
ブートフラグ

/dev/sdb1
ext4
1GB
OE_SYSTEM
*

/dev/sdb2
ext4
7GB
OE_DATA

  1. ファイルのコピー
    /dev/sdb1 の直下に以下の2つのファイルをコピーします。
* KERNEL


* SYSTEM
  1. クライアントのUbuntu でOpenELEC ブート用GRUB エントリの追加
/etc/grub.d/40_custom
menuentry "OpenELEC 2.0" {
set root=(hd1,1)
linux /KERNEL boot=/dev/sdb1 disk=/dev/sdb2 quiet
}
  1. クライアントのUbuntu でGRUB 設定の更新
$ sudo update-grub
  1. OpenELEC の起動
    クライアントPC を再起動して、GRUB の起動エントリからOpenELEC 2.0 を選択します。

  2. 言語と時刻の設定

1. [System]-[Settings]-[Appearance] の画面に進みます。


2. [Skin]-[Fonts] を**Arial based** に設定します。


3. [International]-[Language] をJapanese に設定します。


4. 地域、タイムゾーン(国)、タイムゾーンを設定します。
  1. Wi-Fi の設定
1. [プログラム]-[OpenELEC OS Settings]-[Network] の画面に進みます。


2. Network Technology をWLAN に設定します。


3. Network Interface をwlan0 に設定します。


4. Static IP address, Network gateway, DNS server 1 を環境に合わせて設定します。
  1. 音量調整
    ボリュームダウンは[Fn]-[F9]、ボリュームアップは[Fn]-[F10] でした。

MediaTomb のインストールと設定

サーバのUbnutu でMediaTomb の環境を設定します。

  1. MediaTomb のインストール
$ sudo apt-get install mediatomb
  1. MediaTomb の環境設定
/etc/default/mediatomb
# The network interface for MediaTomb to bind to and for which the multicast
# routing entry should be added; "" if the route shouldn't be added at all.
# For example: INTERFACE="eth0"
INTERFACE="eth0"
/etc/mediatomb/config.xml
<server>
<ui enabled="yes" show-tooltips="yes">
<accounts enabled="yes" session-timeout="30">
<account user="mediatomb" password="mediatomb"/>
</accounts>
</ui>
/etc/mediatomb/config.xml
<import hidden-files="no">
<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>
<metadata-charset>UTF-8</metadata-charset>
<scripting script-charset="UTF-8">
/etc/mediatomb/config.xml
<mappings>
<extension-mimetype ignore-unknown="no">
<map from="mp4" to="video/mp4"/>
<map from="mp3" to="audio/mpeg"/>
<map from="ogg" to="application/ogg"/>
<map from="asf" to="video/x-ms-asf"/>
<map from="asx" to="video/x-ms-asf"/>
<map from="wma" to="audio/x-ms-wma"/>
<map from="wax" to="audio/x-ms-wax"/>
<map from="wmv" to="video/x-ms-wmv"/>
<map from="wvx" to="video/x-ms-wvx"/>
<map from="wm" to="video/x-ms-wm"/>
  1. MediaTomb の再起動
$ sudo service mediatomb restart
  1. 公開するメディアの選択
    アプリケーションメニューの[サウンドとビデオ]-[MediaTomb] メニューを選択すると、ブラウザ上に環境設定画面が表示されるので、公開するフォルダを選択します。

OpenELEC からMediaTomb への接続

DLNA サーバのメディアを参照するには、以下のようにしました。

  1. [ビデオ]-[ファイル]の画面に進みます。

  2. [ビデオを追加…]-[参照]-[UPnP Devices]を選択します。

  3. MediaTomb というサーバ名が表示されますので、表示したい階層を選択して[OK]を押します。